うやむや離婚しないために弁護士のアドバイスを受けよう

ストレスがたまる離婚への話し合い。子どもがいる場合、話がもつれると夫婦の感情がぶつかりあって冷静な会話が成り立たなくなりがちです。私の場合は調停を経て離婚しましたが、弁護士を雇ってアドバイスを受けたことで有利な条件を引き出すことができました。その体験を紹介します。

素人同士では進まない話し合いをフォローしてもらう

離婚を申し出たのは私でした。理由は性格の不一致と経済的DV。ビジネススクールに通うために仕事を大幅にセーブした夫の代わりに私が仕事を増やしましたが、家事育児も9割以上は私が担っている上に、私だけの収入で生活が成り立つことを知った夫が生活費を入れなくなったことで離婚を決意しました。

しかし夫は離婚を拒否。私は子どもを連れて家を出て別居し、同時に弁護士に依頼して調停を申し立てました。

性格の不一致を離婚事由にした場合で片方が拒否した場合は、なかなか離婚できません。まず話し合いがすれ違いなので進みません。調停は一人でも申し立てできますが、論理立てて調停員を説得するには素人ではなかなか難しいもの。そこで私は弁護士に依頼したというわけです。

夫は離婚も婚姻費用の支払いも拒否している反面、子どもとの面会は毎週したいと要求していました。が、私からすると家庭生活のいろんな面において非協力的だった夫の要求をすべて飲むことは到底できません。

依頼した弁護士からは離婚を納得してもらうために時間をうまく使うこと、面会は一般的な回数をこなすことで義務を全うすること、この2点を意識することで婚姻費用を出さない夫の非常識さを調停員に訴求する方法を教えてもらいました。

この方法が功を奏し、国の算定表を上回る婚姻費用と常識的な面会回数に合意させることができ、結果的に離婚まで成立させることができました。

時間をうまく使うという方法は私一人で申し立てていたらおそらく考え付かなかった方法ですので、依頼してよかったと感じました。

離婚問題を弁護士に依頼するメリットはたくさんある

私自身が弁護士に依頼したことで感じたメリットは次のようなものがあります。

・労力を軽減できる

調停に入るとさまざまな資料を家庭裁判所に提出しなければなりません。作成にはかなりの時間がかかりますし、法的な論拠や独特の言い回しはまず素人では不可能です。

弁護士が資料を作成し、下原稿を提示してくれるので私がチェックし、修正を経て家裁に提出という形でしたからとても楽に進めることができました。

・効果的な作戦を伝授してもらえる

私の場合はあえて時間をかけるという作戦でした。もし私一人だったら、早く解決させたいがゆえに妥協してしまったことも、弁護士からのアドバイスで踏みとどまったことで有利な結果になったことがたくさんありました。

・精神的な支えが得られる

調停をしていた約1年はかなり大きなストレスがかかっていました。ついネガティブな感情が起きるため体調はすぐれませんし、何かと落ち込みがちになってしまいます。かといって誰にでも相談できる内容ではないので自分で抱えてしまいがちです。

しかし弁護士に依頼していると、そうしたつらい状況を理解してもらっているため精神的な支えになります。「ここは踏ん張り時だから一緒にがんばりましょう」という一言をもらうだけでもかなり気が楽になって、かなり助かりました。

確かにお金はかかりますが、法テラスなどの制度を使えば比較的簡単に依頼できます。素人同士で話して肝心な項目をうやむやにしないためにも、弁護士に依頼してきちんとこまかく条件を決めて離婚することをおすすめします。